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ポイントサイトを訪問したとき、サイトの下の方に「JIPC」と書かれたバナー画像が設置されているのを見たことがあるかもしれません。
また、ブログやSNSなどで「このポイントサイトはJIPCに加盟しているから安全!」といったアピールを目にする機会もあると思います。
しかし、「そもそもJIPCって何?」、「JIPCに加盟しているポイントサイトは何が嬉しいの?」といった疑問を抱く人が多いはずです。
キツネくん
そこで当記事では、以下の内容について詳細に解説していきます。
- JIPC(日本インターネットポイント協議会)とは?
- JIPCに加盟しているポイントサイトのメリット
- JIPCに加盟しているポイントサイトのデメリット
この記事の目次
JIPC(日本インターネットポイント協議会)とは?
JIPCは「ポイントサイトの業界団体」の略称です。
正式名称は「日本インターネットポイント協議会」で、これを英語表記にして頭文字を取ると「JIPC」になります。
日本インターネットポイント協議会
(Japan Internet Point Conference : 略称JIPC)
活動方針は以下の通りで、ポイントサイト業界の健全化や信頼性の向上のために組織されたという経緯があります。
JIPCの活動方針
インターネットポイント・サービスにおいて、サービス提供者及びサービス参加者・広告主は、互いに信頼されるよう、誠意を持ってお互いの価値を高めるようにつとめ、利用者の利益を損なうことがないように努力いたします。
また、インターネットポイント・サービス提供者は、サービス参加企業及び広告主が信頼して利用できるインターネットポイント・サービスとして、利用者へのサービス向上を目指し運営していきます。
「安心・安全宣言」が最も重要
JIPCを語る上で絶対に外せないものが「安心・安全宣言」です。これは、ユーザーに対する「お約束」であり、JIPCに加盟しているポイントサイトは遵守することを義務付けられています。
JIPCの「安心・安全宣言」
- 誠心誠意、サービス運営を行ってまいります。
- ユーザーの皆様の利益を損なうことのないよう努めます。
- ユーザーの皆様からのポイント交換は何時でもお受けします。
- サービスの終了やポイントの価値が変更する場合は、最低1ヶ月前に必ずご連絡いたします。
- JIPCは、上記内容を遵守しないポイントサービス、会社の加盟は許しません。
ポイントサイトは優良サービスを提供しているところがほとんどですが、たまに危険な詐欺サイトが紛れていることがあります。
キツネくん
そして、詐欺サイトを誤って利用してしまうと、様々なトラブルに見舞われる可能性が高いです。
- 広告を利用したのにポイントが付かない
(問い合わせをしても対応してくれない) - ポイント交換を申請しても何かと理由を付けて却下される
- ある日突然、ポイント交換レートが改悪される
(「1pt = 1円」が「1pt = 0.1円」になる等) - ある日突然、ポイントが失効する
- ある日突然、サービスが終了する
こういった悪質なポイントサイトの存在はユーザーが不利益を被るだけではなく、優良なサービスを提供するポイントサイトの評判も落としてしまうリスクがあり、ポイントサイト業界にとっては死活問題だと言えます。
そこで、JIPCは「安心・安全宣言」を掲げることにより、「JIPCに加盟しているポイントサイトなら、いつ如何なるときでも確実にポイント交換ができる」という安心感をユーザーに与えるとともに、未加盟サイトとのサービスの差別化を図っているというわけです。
キツネくん
JIPC加盟のポイントサイトは?
- ポイントタウン : GMOメディア株式会社
- ワラウ : 株式会社オープンスマイル
- ポイントインカム : ファイブゲート株式会社
- Potora(ポトラ) : NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
- すぐたま : 株式会社ネットマイル
- ライフティP : ライフティ株式会社
- ゲットマネー : インフォニア株式会社
- BLUE CHIP : ブルーチップ株式会社
- ECナビ : 株式会社VOYAGE GROUP
- PeX : 株式会社VOYAGE MARKETING
ライフメディア : ニフティネクサス株式会社(2019/10/01に脱退)- ハピタス : 株式会社オズビジョン
- ちょびリッチ : 株式会社ちょびリッチ
- Gポイント : ジー・プラン株式会社
- グリーンスタンプ : グリーンスタンプ株式会社
- エルネ : 株式会社DNPソーシャルリンク
※2019年10月01日現在(参加企業14社)
上記の通り、主要なポイントサイトはほとんどがJIPCに加盟済みです。このことからも「主要ポイントサイトなら確実にポイント交換ができて安心!」ということがよく分かると思います。
もふリス
キツネくん
JIPC加入サイトのメリット
確実にポイント交換できる
JIPC加盟サイトが遵守しなければならない「安心・安全宣言」の中には以下のような一文が含まれています。
ユーザーの皆様からのポイント交換は何時でもお受けします。
文字通り、「いつ如何なるときでも確実にポイント交換ができる」という意味です。
JIPC未加盟のポイントサイトだと、最初からポイント交換を受ける気がない詐欺サイトはもちろん、経営不振により支出を抑えたいポイントサイトが適当な理由でポイント交換を拒否するリスクが常に存在します。
キツネくん
しかし、JIPC加盟のポイントサイトは「安心・安全宣言」のおかげでポイント交換申請をすれば確実に交換が完了するので安心して利用することができるのです。
「24時間365日、いつでもリアルタイム交換ができる」という意味ではありません。
交換完了までには事前に提示された日数(例 : ○営業日など)がかかりますし、GW・お盆・年末年始などの長期休暇中は交換が一時的にストップすることはあります。
その他、サイトのメンテナンス時などは事前に予告された上でポイント交換できなくなることもあります。
サービス終了や交換レート変更の際も安心
また、「安心・安全宣言」の以下の一文も重要です。
サービスの終了やポイントの価値が変更する場合は、最低1ヶ月前に必ずご連絡いたします。
これも文字通り、「ある日突然、サービスが終了したり、ポイント交換レートが下方修正されることはない」という意味です。
JIPC未加盟のポイントサイトだと、夜逃げするかのように突如としてサイトが閉鎖する、日付が変わったらポイントの価値が暴落する、といった暴挙に出ることがときどきあります。
キツネくん
もふリス
しかし、JIPC加盟のポイントサイトならサービス終了・ポイント交換レート変更の際には最低でも1ヶ月間の猶予を設けてくれるので、万が一の際であってもその間にポイント交換を済ませてしまえば良いだけです。
個人情報の取り扱い規定あり
JIPCのガイドラインの中には、個人情報保護に関する取扱規程もあります。
個人情報の保護について(JIPCのガイドライン・一部抜粋)
インターネットポイント・サービス提供企業は個人情報保護法、経済産業省の個人情報保護ガイドライン、その他インターネット広告全般のガイドラインを遵守することを大前提とする。
主要なポイントサイトはプライバシーマークを取得しているところも多いので、個人情報の取扱についてそれほど神経質になる必要はないと思います。
キツネくん
もふリス
とはいえ、業界団体であるJIPCが音頭を取って保護規定を提示することで加盟サイトには強制力が働きます。それにより、私達ユーザーもJIPC加盟のポイントサイトをより一層安心して利用することができるというメリットがあります。
JIPC加盟ポイントサイトは同業者のお墨付!
ポイントサイトがJIPCに新規加盟する際のルールは以下の通りです。
会員 第4条(定款・一部抜粋)
本協議会(= JIPC)に会員になろうとする企業は、会員又は事務局長からの推薦により、別に定める入会申込書を本協議会に提出し、理事会参加者全員の承認を得なければならない。
ここで言う「理事会参加者」とは、JIPC加盟ポイントサイトの運営企業から選出されたJIPC役員のことを指しています。
キツネくん
JIPCとしては、詐欺サイトや今にも倒産しそうなポイントサイトを仲間に入れてしまうとJIPC自身や加盟済みサイトの評判を落としかねません。そのため、少しでも怪しいところがあるポイントサイトの新規加盟を認めることは絶対にあり得ません(あくまで個人的な想像ではありますが、理屈は通っていると思います)。
キツネくん
もふリス
この仕組みのおかげで、JIPC加盟のポイントサイトは同業者のお墨付きを得ている健全なポイントサイトに限られるので、私達ユーザーは安心して利用することができるのです。
個人的には、JIPCの一番のメリットは、この「同業者から認められるポイントサイト以外は絶対に加盟できない」という点にあると思っています。
JIPC加入サイトのデメリット
JIPCに加盟することによるデメリットは、少なくとも私達ユーザー視点からは特にないと思います。
ただ、JIPCには至らない点・改善して欲しい点がいくつか存在します。
罰則規定がない
まず、JIPCには罰則規定がありません。
JIPCの定款
キツネくん
もふリス
そのため、経営不振に陥り資金繰りに難儀したポイントサイトがユーザーからのポイント交換を全て拒否する・突然サービスを終了する、といったリスクを100%回避することは不可能なのです。
当然ながら「安心安全・宣言」を破るようなご法度を起こしたポイントサイトは速攻で除名処分になると思います。しかし、あくまでも事後対応でしかないため、ポイント交換拒否やサービス終了により既に不利益を被っているユーザーにとっては何の意味もない処分でしかありません。
キツネくん
知名度が低すぎる
JIPCの知名度が低すぎて安全性のアピールにあまり貢献できていないという問題もあります。
「JIPCに加盟しているポイントサイトは安心・安全!」と言われても、「そもそもJIPCって何?」という反応をするユーザーが大多数ではないでしょうか。「JIPCに加盟しているからって本当に安心なの?」という疑問を抱く・抱かない以前の問題です。
キツネくん
これがプライバシーマークであれば、具体的な中身を知らない人であっても「プライバシーマークを取得しているなら、個人情報流出のリスクは低そうだな。」という感じで何となく安心感を覚えると思います。しかし、JIPCにはプライバシーマークのようなネームバリューが全くありません。
このあたりは、ポイ活ユーザーへの認知度を高めるためのJIPC運営の広報活動に期待するしかないと思います。
「未加盟 = 危険」ではないので注意
ここまでJIPC加盟ポイントサイトの安心感などについて詳細に解説してきました。
ただ、勘違いしないで欲しいのは「加盟 = 安心・安全」であって、「未加盟 = 危険・詐欺」ではないという点です。
例えば超大手ポイントサイト「モッピー」を運営する「株式会社セレス」は2017年3月にJIPCを脱退しました。
しかし、脱退したからといって危険な詐欺サイトに成り下がってしまったかというとそんなことはなく、以前と同様に優良サービスの提供が続いています。
実際、モッピーの姉妹サイト「モバトク」や「お財布.com」が閉鎖するときは事前に十分なポイント交換期間や(モッピーへの)ポイント移行期間が用意されていました。モバトクとお財布.comの閉鎖に関して、ユーザーとの間で大きなトラブルが発生した様子はなかったように見受けられます。
モバトクは2018年12月に、お財布.comは2020年1月にそれぞれ閉鎖しました。
(ともにモッピーを運営する株式会社セレスの運営サイトでした。)
キツネくん
おそらくですが、株式会社セレスは以下のような理由により脱退に至ったのだと思われます。
- 2016年12月に東証一部上場を果たしたので、JIPCの後ろ盾がなくとも社会的な信頼を確保できるようになった
- JIPCのルールに縛られるより、株主の利益や意向を優先したかった
キツネくん
キツネくん
上場しつつJIPCに加盟しているポイントサイトもありますが、それはあくまでもサイトの運営方針によります。一概にどちらが良いと言える問題ではありません。
JIPCの加盟・未加盟も大切ですが、最終的には加盟・未加盟に関係なく運営企業の誠実さが最も重要であるということを覚えておきましょう。
ニフティネクサス株式会社が運営するライフメディアも2019年10月にJIPCを脱退しましたが、脱退後もユーザー目線のサービスが充実した利用しやすいポイントサイトであることは間違いありません。
まとめ
以上がJIPCのメリット・デメリットとなります。
知名度が低いといった課題があるとはいえ、JIPC加盟のポイントサイトであれば安心して利用できるという点は大きなメリットとなります。
当サイトで紹介しているポイントサイトは加盟・非加盟に関わらず実際に私が利用した上で良し悪しを判断しているので危険なサイトはありません。ただ、少しでも安全性が担保されているポイントサイトを利用したいという気持ちがあるなら、JIPC加盟のポイントサイトを優先的に利用していくのが良いと思います。
- ポイントタウン : GMOメディア株式会社
- ワラウ : 株式会社オープンスマイル
- ポイントインカム : ファイブゲート株式会社
- Potora(ポトラ) : NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
- すぐたま : 株式会社ネットマイル
- ライフティP : ライフティ株式会社
- ゲットマネー : インフォニア株式会社
- BLUE CHIP : ブルーチップ株式会社
- ECナビ : 株式会社VOYAGE GROUP
- PeX : 株式会社VOYAGE MARKETING
ライフメディア : ニフティネクサス株式会社(2019/10/01に脱退)- ハピタス : 株式会社オズビジョン
- ちょびリッチ : 株式会社ちょびリッチ
- Gポイント : ジー・プラン株式会社
- グリーンスタンプ : グリーンスタンプ株式会社
- エルネ : 株式会社DNPソーシャルリンク
※2019年10月01日現在(参加企業14社)
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